NewTekのフォーラムでグラフエディタのカーブタイプをリニア→ベジェへ切り替えた時の結果が、v9.6以前と以降では異なる結果になることに苦言を呈する方が居て、対して中の人が、過去に他のユーザーからの要望で現在の仕様へと変更した経緯があるかもしれない。とコメントされています。自分もこの件は以前から認識していて、バグだと思っていたのですが仕様変更かもしれない事にちょっとビックリしたので以下に個人的見解を書いてみます。(下図、左側がv9.6で、右側がv2015.3)
v9.6ではリニアラインに沿うようにベジェハンドルが自動調整されます。
v2015ではTCB: 000に近時するベジェカーブに変換されます。
v9.6ではTCB変換を挟むことでv2015の結果と同じにすることが出来ます。つまり、リニア→TCB→ベジェの手順でv2015と同じ結果を求めることが可能です。一方、v9.6の結果をv2015で行いたい場合は、通常ベジェハンドル1つ1つを手作業で調整する以外にありません。まぁ、ベジェ制御したいキーだけに絞った変換をすれば最小限の手間で済みますが、以前出来ることが出来なくなっている(仕様変更だとすれば)のは頂けません。
ちなみにMayaではステップ以外のカーブは全てベジェベースなので、v9.6でリニアからベジェ変換した結果=Mayaのリニアと言えます。(下図Maya)
この件以外にもTCBのC値を変更したカーブからベジェ変換した結果も、v9.6とv2015では異なります。
最後に、個人的にLWのグラフエディタで必要だと思っている機能を一つだけ挙げるなら、
下図のオートやクランプです。これら接線タイプはLWにはありません。モーションの止め(静止)を自動で接線調整してくれるこれら機能はフルモーション制作のキー打ちの効率化には必要な機能です。
0 件のコメント:
コメントを投稿