次期LWですが。。。全く新しい情報発信しなくなりましたね(笑。
なにせブログの最終更新日から来年2月で1年が経過しようとしてますから、正直ブログ公開当時のインパクトなんて既に消滅しちゃってますよ(笑。これって、リリースする時は事前にちゃんと盛り上がるイベントというかプラスアルファのものがないと肩透かししちゃいそうです。ユーザーは開発の難しさや苦労なんて内部事情は知ったことではありませんから、開発が長期間に及べばその期待値は割り増しされると思うんですよね。それだけに、ユーザーが思い描く右斜め上を行くような、驚きある良いものを出して欲しいと願うばかりです。(2015.5が無いので、余計に長く感じるのかもしれませんけど。。)
追記(12月21日):
NewTek
http://static.lightwave3d.com/marketing/lightwave_2018/lightwave_2018_release_date.html
D-Storm
http://www.dstorm.co.jp/news/2017/2166.html
書くの遅れましたが、NewTekからv2018のアナウンスがありました。
GMT1月1日 AM12:01(日本時間1月1日 PM9:01)に米国リリース予定となっています。又、国内(DS)の販売価格も決定していて、来年4月中旬迄であればどのバージョンからでも38,000円(税別)(ダウンロード版)でアップグレード可能(安い)。
数年前、ロブさんが価格改定込のキャンペーンを展開してた時の価格設定と食い違っていたのでちょっとビックリしましたけど、いつの間にかロブさん辞めちゃってますよね(苦笑。。v2018はLWのシステム(モジュール)改革の第一弾ということで、久しぶりにv6やv9以来のワクワク感はあります。しかしです、モデラーというかモデリング関連が相変わらずなのがちょっと残念。ここの進展が目に見えてこない限り、統合型LWとしての再評価は苦しいままですから。まずは1月1日に公開される体験版を早く触ってみて、素直に感じたことを書いてみようと思っています。
余談:
v2018の新セルシェーダーですが、ずーっと以前から気になってたので図にしてみました。
セル表現という括りの基で、可能な限りの柔軟性と拡張性を担保した設計思想であって欲しいものです。
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話変わって私事ですが、最近LW9.6が入ってた古いPCがヤバイ具合(マザボのコンデンサ膨張)になって来たので(笑、LWをワークステーションへ入れてみたのですが、LWのドングルがパラレルなもので。。移行先マシンにはパラレルポートなんてレガシーなポートは付いていませんから、遂に以下のボードを増設することにしました。
・センチュリー製 パラレルボード(PCI接続)( http://amzn.asia/38hbLMr )
当初、amazonの製品レビューにて玄人志向製のパラレルボードでLWのドングル認証出来てる方が2名も居た(ニッチ過ぎる)ので、玄人志向製の方が無難ではあったのですが、当方PCIeの空きスロットが無かったので、今回はPCI接続に対応したセンチュリー製パラレルボードの方を選択してみました。
結果ですが、ドングル問題なく認証できましたので、安っすいボード(この手では最安値)でも大丈夫です。まぁ、今時ドングルのしかもパラレルの話題なんて時代錯誤も甚だしいところではありますが(苦笑。。
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最近、Krita(ver3.3.2)(https://krita.org/jp/)を初めて触ってみたのですが、良い意味で予想を裏切る機能性だったので、ちょっと本格的に試して見ようかと思っています。
現在Kritaはペイントソフトとして開発されていますが、元々画像処理ソフトとして生まれたらしいので、画像処理ツールとしての機能性も保有しています。自分はどちらかと言えばペイント作業よりも画像処理を目的とするので、そちらの視点で少しだけ調べてみたことを書いてみます(間違いや勘違いがあったらスミマセン)。
まずカラーマネージメントのサポートですが、16/32bit深度のチャンネルは勿論、色空間にRGB、CMYK、Lab、CIE XYZ 、YCbCr、GrayScaleモデルが有り、RGB色空間としては、sRGB、ClayRGB(Adobe RGB相当)、ACEScg等のプロファイルがサポートされています。色空間変換は勿論、OCIO(OpenColorIO)にも対応しており、ソフトプルーフ(色校正)も実装されていました。現在プロファイルの割り当て(指定)コマンドが有りませんが、一貫したカラーマネジメントは行えるようです。
CG制作では今や必須とも言えるOpenEXRやRawファイルもサポートしています。ちなみにRawは7メーカのファイル(arw/nef/cr2/raf/orf/x3f/dng)をチェックしてみましたが全てインポート出来ました。又、Rawインポート時にはPSのCameraRawのような現像ツールが開きますが、現在のところ機能は極々限定的です(以下にkrita(3.36.2)がサポートしてる全ファイルI/Oのリストを掲載しておきます)。
レイヤーでは、レイヤーマスク(クリッピングマスク)は勿論のこと、レイヤー効果やクローンレイヤーも実装されていて、PSで言うところの調整レイヤーやスマートオブジェクト(変形)のような非破壊編集も可能となっています。只、グループフォルダへの非破壊は未確認ですが、フィルタや変形に関しては不可でした。レイヤーで気になった点はクリッピングマスクへのペイントが遅ぎる(これはv4.0で改善されるようです)のと、多重レイヤーでの負荷やレイヤーサムネイルのレスポンスもちょっと気になりました。とは言え、特殊なことや複雑なレイヤー構成を要求しない限り、機能不足感はあまり感じませんでした(レイヤー間のマルチ操作もある程度サポートされています)。
その他、ベーシックな各種選択ツールや基本の色補正やフィルタ類(ぼかし・ノイズ・シャープとか)も一応一通り揃っています(一応と書いたのは、オプションが足りてないからです)。フィルタに関してはフリーツール(G`MIC)が実装されているので、そちらでカバー出来るエフェクトが多々あります(GMICには数百種類のエフェクトが実装されています)。他に、ヒストリーは実装されてはいますが、出来ることは任意の過去に遡れるだけなので、ヒストリーに対する編集機能が無く、ヒストリーブラシも見つけられませんでした。
ペイント性能はあまり良くわかりませんが、レスポンス含め普通には使えてます(笑。PSで言うところの鉛筆やスタンプ、指先ツールとかはブラシツールにカテゴライズされています。手振れ補正がありますし、タンジェントノーマルが描けるノーマルブラシも実装されていました。
後日、暇あればKritaで気づいた幾つかの機能を取り上げてみようかと思っています。
KritaはBlenderと同じく財団を設立しており、メイン開発者に賃金を支払えてるようなので、Blenderと似た運営形態と言えます。Blenderの如く安定した組織の勢いってのは目を見張るものがあるので、Kritaもその点で言えば今後の開発への期待も膨らみます。ちなみに、10年ぶりぐらいにGIMP(2.83安定バージョン)も少しだけ触ってみましたが、現在の画像編集フローとして最低限足りてない機能やツールがある感じが否めませんね。
只、GIMPのロードマップでは次の安定版(2.10)で16/32bit深度チャンネルのサポートやカラーマネージメントの強化、OpenEXR I/Oのサポート、レイヤーグループのパススルーモードやキャンバス回転もありますし、更に先のv3.2では非破壊編集にも対応予定となっているので、いちお遅ればせながら開発は進めれているようです。只、GIMPはボランティア運営?がネックなのか、開発速度が遅すぎるのでKritaの躍進がGIMPの後押しになればGIMPも面白くなってくるかもしれません。
GIMPもkritaも直近の開発バージョンではマルチコア(スレッド)対応を謳っているので、
どちらも今後パフォーマンスの底上げには期待出来ます(主にペイントのレスポンス)。
ちなみにkritaのロードマップでは、来年3月にv4.0のリリース予定があり、v4.0リリース後の2018年度内の開発はバグフィックスの徹底や安定性の向上、既存機能の洗練がメインになっているようです。
https://krita.org/jp/item/4-0-development-update-jp/
GIMPは現在の2.8.22(安定版)では16bit対応がマトモニ出来ないので、画像編集用途としては個人的には論外です。2018年度内にはv2.10(安定板)のリリースが必須でしょう。
https://wiki.gimp.org/wiki/Release:2.10_changelog
余談ですが、ビッグデータのレスポンスを確認する為に、縦横2万ピクセル程度のpng画像をkritaにインポートしてみたのですが、ビュー表示後から編集可能状態になるまで数分かかったので、こりゃ駄目か?と思ったのですが、表示>キャンバス設定のテクスチャバッファを無効にしたら、軽くロード出来るようになったので、ビッグデータ取り込む際にはここのチェック外した方が良いかもです。当方が試したカードはQuadro4000ですが、AMDのFireProではロードすら出来なくてKritaクラッシュです。後で気が付いたのですが、テクスチャバッファのポップアップヘルプに「GPU(AMDカード)とドライバの組み合わせによっては壊れちゃう可能性があるよ」と書かれていました(笑。
●KritaのファイルI/O
(※図は誤って切れちゃってますが、読込側のリストにカメラRawあります)
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